お金持ち研究
いやはや、読んでみたら良い本だった。前半は「どういう人がお金持ちなのか」後半は「お金持ちとは? そしてその実態は?」という内容。特に最後には税制の問題にも言及されている。
前半をいくつかまとめると――
- 金持ちはオーナー経営者の割合が高い。
- サラリーマン経営者(いわゆる普通の社長)は、退職金を除けばサラリーは高くない。
- 次に割合が高いのは開業医。
- ただし、医者の儲かる分野は政治マター(保険制度等)に左右される部分がある。
- 弁護士は金持ちにはなりにくい。平均としてはサラリーマンより少しいい程度。
- 法学以外の専門分野(資格や博士号)があれば稼げる可能性は上がるが、そのための学習コストは安くはない。
- 地方だと、金持ちのうちに占める医者の比率が上がる。
- 金持ちは東京に住んでる人が多い。それ以外は、神奈川、愛知、大阪、兵庫。
- 芸能人やスポーツ選手は収入に波があり資産多いとはいえず、お金持ちにはあんまり入らない。
- お金持ちは既婚でしかも結婚歴が長い人が多い。
これは年収1億とか資産数十億とかそういうレベルの金持ちの話なので、その点は注意。ただし、弁護士は経済的な面から見ると決してコストパフォーマンスが良いとはいえないのは事実のようだ。